根管治療

根管治療が必要かもしれないサイン

根の奥に膿が溜まっていても、痛みを感じないまま進行してしまうことがあるのが根管治療が必要な病気の怖いところです。例えば、疲れた時に歯が疼く、歯茎にニキビのようなものができる、歯が浮いたような感じがする、歯がグラグラするといった症状がある方は要注意です。これらの症状がある場合は、早めの診察と検査をお勧めします。

こんな症状がある方はご相談ください

根管治療が必要な方の中には、歯が浮いた感じがする、違和感や疼くような痛みを感じる方が多いです。また、以前に痛みがあったけれど今は落ち着いている方や、他の医院で抜歯を勧められた方、難しい症例とされた方もご相談いただいております。歯をできるだけ残したいという方には、根管治療が非常に有効な治療法です。

根管治療を早めに行うことで、抜歯のリスクを抑え、歯を残せる可能性が高まります。さらに、最小限の削りで治療を行うため、歯の寿命を延ばすことができ、今後も自分の歯を長く使い続けることが可能です。大切な歯を守るためには、早期治療が重要です。

精密根管治療の期間と流れ

根管治療の治療期間は、症状の重さや歯の状態によって異なりますが、1回の治療時間は30分程度です。複雑なケースでは治療回数が増えることもありますが、毎日通院できる場合、約1週間で治療が完了することもあります。症状や進行状況に応じて、柔軟なスケジュールを組むことが可能です。

STEP01

詳細な診断と検査

歯の状態を正確に把握するために、最新のレントゲンやマイクロスコープを使用して細かく診査を行います。根の奥に炎症や膿が溜まっているか、歯の内部の状態を詳細に確認し、根管治療が必要かどうかを判断します。

STEP02

麻酔とラバーダムの装着

痛みを感じないように、治療前にしっかりと麻酔を行います。その後、ラバーダムというゴム製の器具を歯に装着します。ラバーダムは、治療中に唾液や細菌が治療部位に入らないようにするための重要なツールで、再感染を防ぐ役割を果たします。

STEP03

根管内の洗浄と消毒

歯の内部(根管)の感染した組織を丁寧に取り除きます。専用の器具を使用し、根管の中を慎重に洗浄し、細菌や炎症の原因となる物質を完全に除去します。このステップでは、マイクロスコープを活用しながら、肉眼では確認しにくい部分まで徹底的に洗浄・消毒します。

STEP04

根管の形成と充填

洗浄後、歯の根の形を整え、再感染を防ぐために消毒された根管内にガッタパーチャという材料を詰めます。この材料は、歯の内部を密閉し、将来的な再発のリスクを低減します。根管が複雑な形状の場合でも、拡大鏡を用いることで精密に対応します。

STEP05

被せ物の装着

根管治療が完了した後、歯を補強するために適切な被せ物を装着します。これにより、治療後の歯が日常の噛む力に耐えられるように保護され、長く自分の歯を使い続けることができます。被せ物の種類や素材は、歯の状態や患者様のニーズに合わせて選択します。

STEP06

治療後のメンテナンス

治療が終了しても、歯の状態を定期的にチェックし、再発リスクを最小限に抑えるためのメンテナンスが必要です。定期的にレントゲン撮影を行い、歯の内部や周囲の骨の健康状態を確認します。必要に応じてクリーニングや追加治療を行い、歯を長く健康に保つサポートを行います。